BS-MOP7における食農市民ネットの活動

2014年9月29日〜10月3日に、韓国・ピョンチャンで開催された第7回カルタヘナ議定書会合(BS−MOP7)が開催されたが、その期間中および準備のために食農市民ネットが行った行動を以下に列挙する。

最終日のプレナリーでNGOステートメントを発表するCBDアライアンスのメンバー

プレナリーでステートメントを発表するNGO





・継続的な政府関係者との意見交換
食農市民ネットはGMO問題に関する院内学習会を定期的に開催しており、その際、環境省・農水省関係者との意見交換を継続してきた。

2014年9月4日に開催した院内学習会では、BS−MOP7に向けた日本政府の見解などに関する質問書を事前に提出しており、それに沿った意見交換を行った。

・ポジションペーパーの作成
食農市民ネットの運営委員を中心に、BS−MOP7の議案(アジェンダ)に関する検討会を開催し、その討議をもとに、ポジションペーパー(提言書)を日本語および英語にて作成した。

このポジションペーパーはホームページで公開するとともに、会議場内でも配布した。

・「ECO」への投稿
ECO」はCBDアライアンス(生物多様性条約にかかわるNGOの国際的なネットワーク)が編集するイシューペーパーで、生物多様性条約のCOP/MOPや重要な準備会合期間中に発行される。会議に参加する政府関係者の多くが「ECO」を手に取り、その意見に注目する。

BS−MOP7期間中に5号の「ECO」が発行されたが、そのうち3号において食農市民ネット関係者の記事が掲載された。

・NGOミーティング
BS−MOP7の期間中、毎朝9時からCBDアライアンスのミーティングが開催された。このミーティングでは前日の会議の議論の情報共有、当日の会議の開催予定、サイドイベントやアピール行動などの行事情報の共有などが行われた。また、このNGOミーティングに先だって、8時半から食農市民ネットのメンバーのみのミーティングや、韓国NGOとのミーティングを開催した。

NGOミーティング

NGOミーティング



・会議の傍聴
毎日、午前10時〜午後1時および午後3時〜午後6時までプレナリー(本会議)もしくは作業部会が開催されたが、メンバーが役割分担して傍聴し、翌日などにその情報共有を行った。また、コンタクトグループと呼ばれるテーマ会合の傍聴も行った。

・サイドイベントの主催
本会議の休会時間である昼休み時間(ランチタイム)と夕方(イブニング)には、サイドイベントと呼ばれる会合が開催される。これはミニシンポジウムのようなものである。

9月30日のランチタイムに、食農市民ネットは韓国MOP7市民ネットと共催で、サイドイベント「JOINT REPORT FROM SOUTH KOREA AND JAPAN REGARDING GMO CONTAMINATION: SERIOUS THREATS TO OUR LOCAL BIODIVERSITY」を開催した。このサイドイベントには日韓NGO関係者はじめ、海外政府関係者、NGOなどが参加した。

サイドイベント

サイドイベント



サイドイベント

サイドイベント



・共同記者会見の主催
9月30日、国際会議場内のプレスカンファレンス会場において、韓国MOP7市民ネットとの共同記者会見を開催した。この記者会見は、公式ホームページで録画記録を観ることができる。

共同記者会見

共同記者会見



また翌10月1日に韓国女性農民連合が主催した共同記者会見およびエキシビションホール前で開催したアピール行動に参加した。

エキシビジョンセンター前でのアピール行動

エキシビジョンセンター前でのアピール行動



・国際シンポジウムへの参加
10月1日にダウンタウン地区で開催された、韓国女性農民連合主催の国際シンポジウムに参加した。このシンポジウムには、日韓NGO関係者をはじめ、ブラジル、フィリピン、タイ、台湾などからNGOや農業関係者が参加し、活発な意見交換が行われた。

国際シンポジウム

国際シンポジウム



・「NO GMO」パレードへの参加
10月2日に開催された国際連帯パレード「NO GMO」に参加。幹線道路から国際会議場のあるアルペンジア・リゾートへ向かうための2本の橋の間を、警察車両に先導されながら、街宣車でマイク・アピールを行いながらパレードを行った。

NO GMOパレード

NO GMOパレード



NO GMOパレード

NO GMOパレード



NO GMOパレード

NO GMOパレード



・SHAME CAMPAIGNの展開
名古屋・クアラルンプール補足議定書への批准を促すためのキャンペーン「SHAME CAMPAIGN」を実施した。

これは、補足議定書に批准している国の者には「SO GREAT!」のカードを持ってもらい、また、未批准国の者には「SO SHAME!」のカードを持ってもらって写真を撮影し、Facebookに設定した“グループ”サイトにその写真を投稿するという趣旨のものであった。

残念ながら、会期中は多忙のため多くの参加者を募ることができなかったが、今後も継続して展開する予定である。

・NGOステートメントへのインプット
BS−MOP7最終日のプレナリーにおいてNGOステートメント(声明)が発表されたが、CBDアライアンスメンバーとの意見交換によって、その記述に沖縄における未承認MGパパイヤ問題を加えることができた。

・日本政府団との意見交換
BS−MOP7閉幕直後、NGOルームにおいて日本政府団との意見交換を行った。

日本政府代表団との意見交換

日本政府代表団との意見交換



(文責:原野スキマサ@食農市民ネット 副代表/バイオダイバーシティ・インフォメーション・ボックス 代表)

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