12月11日(木)「サイエンティスト」上映会&シンポジウムのご案内

投稿者: | 2014年11月7日

食と農から生物多様性を考えよう
~食の未来、そして科学の自由を問う~

「遺伝子組み換え作物って何?」「生物多様性に悪影響を及ぼすって聞いたけど、本当なの?」――そんな疑問に答えてくれるはずの科学がいま危機的状況に陥っています。遺伝子組み換え食品の危険性について警鐘を鳴らしたために攻撃され、職を追われた2人の科学者アーパッド・プシュタイとイグナシオ・チャペラを取り上げた映画「サイエンティスト」を通して、大切な食べものや農業の未来、生物多様性について考えます。上映後は、科学者の新井秀雄さんと、東京新聞編集委員の土田修さんをお迎えし、食農市民ネット共同代表の河田昌東さんとともに、科学の自由、言論の自由について考えるシンポジウムも開催します。

【日 時】 2014年12月11日(木)13:30~16:30

【会 場】 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室(定員100名) アクセス

最寄駅:地下鉄「表参道駅」B2出口7分、JR「渋谷駅」宮益坂口12分

 

参加費 1000円

<プログラム>
・映画「サイエンティスト」上映
・シンポジウム「食の未来、科学の自由を問う」 発言者(予定):新井秀雄さん、土田修さん、河田昌東さん

◆映画「サイエンティスト」とは
遺伝子組み換え食品の危険性について重要な発見をし、それを発表したことでバイオ産業から攻撃を受け、職を奪われた2人の科学者アーパッド・プシュタイとイグナシオ・チャペラ。そして、米国・食品医薬品局による研究隠蔽を暴露し、遺伝子組み換え政策は科学と民主主義への攻撃だと訴えるアンドリュー・キンブレル。攻撃を受けながらもたたかう彼らを根底で支えるものは何か。数々の映画賞を受賞し、ドイツ、米国をはじめ欧米各地でヒットした話題の作品。原題は 「Scientist under Attack(攻撃される科学者たち)」。詳しくはこちら

◎新井秀雄さんプロフィール
国立感染症研究所の元主任研究官。同研究所における病原体実験施設の危険性を内部告発したことで研究官の立場を追われた。科学研究施設の現状などについて科学者そして当事者の立場からの告発本『科学者として』(幻冬舎)を執筆

◎土田修さんプロフィール
中日新聞入社後、同社会部、首都圏編集部次長などを経て、現在、東京新聞編集委員。フランスの月刊紙「ル・モンド・ディプロマティーク」日本語版代表。さまざまなボランティア、市民活動にも携わっている。「マスメディア再生への戦略」(世古一穂氏と共著)、「調査報道」など著書多数

◎河田昌東さんプロフィール
分子生物学者。名古屋大学で研究生活をしていた1970年代、四日市ぜんそくの調査を機に各地の公害問題に科学者の立場から取り組む。1990年からチェルノブイリ事故被災者への支援活動を続け、3.11後は被災地福島の支援に積極的に携わっている

主催:食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク(食農市民ネット)

※このイベントは地球環境基金の助成金を受けて行ないます

<お問合わせ先>
食農市民ネット事務局
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
Tel 03(5155)4756
Eメール office[@]fa-net-japan.org ※[@]を@に変えてお送りください